【人形劇ワークショップ】水玉祭2026

2026年3月20日の水玉祭に向けて、人形劇ワークショップを開催しました。人形劇作家フーミンによる3回のレッスン(ワンシーン作り・人形作り・声優体験)で、ご自身の登場シーンを作り上げていただきます。(ワークショップ内容の詳細はこちら


という、軽い感じで告知したワークショップだったのですが、結果的にものすごい濃い内容の人形劇作品になりました。参加してくださったみなさま、ほんとにありがとうございました。


このブログでは、人形劇ワークショップの流れと、作品ができあがるまでを書かせていただきます。

きっかけはきょうこ


去年のこと。2025年のある日。きょうこ(人形劇団ロバ次郎のメンバー)がこんなアイデアを言いました。


「人形劇ワークショップっていうのやってみたらどうかな?「およげみずたまベイビー」のお話に、脇役として登場してもらうの。でね、参加者さんたちに、みずたまベイビーと出会う海の生物を考えてもらってね、で、その人形を作ってもらって、人形劇をするの」


そのアイデアが面白いと思ったので、本当にそれをやってみることにしました。

顔合わせ&パネルシアター上演

2025年12月28日(日)はんぶん堂にて人形劇ワークショップ説明会と、『およげみずたまベイビー』のパネルシアターを上演しました。人形劇用の棒刺し人形や、パネルやペープサートなど、アナログな仕掛けの面白さを知ってほしかったので、触って体験していただきました。

人形劇ワークショップの参加者が笑顔で集合し、手作りの人形や背景と共に記念撮影をしている様子



パネルシアターというのは、モケモケした布(パネル布)に、不織布(Pペーパー)で作った絵を貼ったり裏返したりしながら、物語を演じる方法です。この日はフーミンが1人で上演して、みなさまに見ていただきました。


みんなでいっしょに作りあげた物語

フーミンの台本と音源作り


水玉ベイビーの脇役としてどう登場するか?というワークショップなので、各々でキャラクターを考えてもらって、人形制作を進めていただきました。


そのキャラクター達をフーミンが1つの作品にまとめ、3月20日の水玉祭で『およげみずたまベイビー2026』として発表するという企画です。だから、最初の段階ではキャラクターができていないので、まだ台本はありませんでした。


12月28日の顔合わせの日から、みんなのキャラクターが徐々にできあがっていって、全部のキャラクター設定が決まったのが1月16日。そこから台本執筆に入り、第1稿が書き上がったのは1月21日。私、5日で台本を書き上げました。


タイトルは『およげみずたまベイビー2026/ホクレア号危機一髪~目指せアロバーランド~』。第1稿は書き込みまくって無駄なシーンが多いのですが、後々削っていきます。



台本ができあがったら、次は声優の録音。断片的に録音するので、全体の情景が見えてるのは私だけ。声優のみんなは「???」という感じだったと思います。相手との距離や、どんな心理状態なのかを説明して、情景を思い浮かべてもらって、スマホに向かって喋ってもらいました。


はんぶん堂で録音したり、自宅で録ったものを転送してもらいました。みんなバラバラに録音してたのですが、つなぎ合わせたら、会話になってて嬉しかったです。全編通した音源ができあがったのは3月1日。



でもね、台本も音源もできあがったとは言え、最初に出す第1稿は叩き台です。ゼロイチを作る時って、私は叩かれるの覚悟で出します。なぜなら形がない段階で、自分のやりたいことを言語化するのはとっても難しいことだからです。だから未完成でも、人と作る時は、形を見せちゃった方が早いんです。


未完成なものを見せるとね、人を不安にさせてしまいます。これって、私のものづくりあるあるなんです。だから通過儀礼だと思ってます。質問攻めにもよく合います。「これどうするの?」って。そして質問されたところで答えは考え中だから、余計に人を不安にさせます。みなさん、不安にさせてごめんね。


でも叩き台だった台本と音源は、みんながいろいろアイデアを言ってくれたり、協力してくれたおかげで、どんどん良くなっていきました。


高校の文化祭みたいなノリで、楽しく作っていきたいなと思っていたんですけど、ほんとにそうなりました。めちゃめちゃ楽しかったです。ちなみに私にとって楽しいっていうのは、とことんやるってことです。決して楽ではない。


みなさま、この度は人形劇ワークショップに参加してくださりありがとうございました!それではお1人ずつ、どんな人形とキャラクターを作ってくれたのか、ご紹介していきますね。

ももこさん


ももこさんは自分で台本を書いてきてくれました。


なまずじいじが黒い水玉ベイビー(オタマジャクシ)を見て、なまごっち(孫)と間違えます。するとなまずばあばが出てきて、「その子はなまごっちじゃない」と言います。そして「オタマジャクシはカエルの子」を歌うという展開です。


というわけで、なまずじいじ役がももこさん、なまずばあば役がきょうこになりました。

ワークショップでの参加者が人形劇用のストーリーを作成する様子を描いた画像。



『おたまじゃくしはかえるのこ』はこの動画を参考にしました。ももこさんときょうこで歌いながら、手遊びをします。



こちらがデザイン画。

イラストには、2つの魚のキャラクターが描かれており、それぞれ特徴的な顔や色使いが見られる。左側の魚は青色と紫色で、口の中がピンク、ひげがついている。右側の魚は青色と白色で、目が大きく、口が赤っぽい。両方の魚は簡単な線で表現されている。



鍋つかみにフェルトを縫い付けたり貼ったりして、なまずのハンドパペットを作ります。

黒とベージュのリサイクル素材でできたオーブンミトンが2つ並んでいる。ミトンにはそれぞれラベルが付いており、環境に優しい素材で作られていることが示されている。背景は木のテーブルの表面。



フェルトを切ってペタペタ・・・

工作中の手と素材で作られた動物のぬいぐるみのパーツがテーブルに置かれています。



できました~!

二つの可愛い魚のぬいぐるみ、黒い魚は平らで、青いひれがついている。もう一つの魚は茶色で、赤い口とオレンジの頬がある。



こちらが台本通りのシーン。左がなまずばあば。右がなまずじいじ。中央の水玉ベイビー(オタマジャクシ)を、じいじが孫の「なまごっち」と間違えてしまいます。この後に、ももこさんときょうこが立ち上がって「オタマジャクシはカエルのこ」を歌って踊ります。

色とりどりの背景の前に並ぶ、可愛らしい魚のぬいぐるみが3匹見える。



ももこさんは折紙がとっても上手で、登場人物たちをすべて折紙で折ってくれました。

折り紙で作られたキャラクターたちと鳥居。左から、青い帽子をかぶったキャラクター、笑顔のキャラクター、武器を持ったキャラクター。
色とりどりの折り紙で作られたキャラクターや生き物が配置された画像。



白竜がウォータードットを乗せて、空を飛んでくるシーンでは、ももこさんのアイデアで、折紙の白竜とウォータードットを棒にくっつけて出しました。この場面はわかりにくいシーンだったから、視覚情報が入ったことでわかりやすくなりました。

紙で作られたキャラクターたちが糸で吊るされている背景に、ピンクのフラミンゴの衣装を着た人が映っています。



今回の人形劇は舞台裏では大変な状態になってました。人形と小道具と、関わる人数も今までで1番多くて、足の踏み場がない状態。

文化芸術イベントのための様々な手作りのキャラクターや道具が並ぶ部屋の内部を示す画像。壁には手書きのポスターが掛かり、色とりどりの人形や模型が床に広がっている。



ここで大活躍したのがももこさん。蹴込み(舞台と客席の仕切り)幕にヒモをつけて、洗濯ばさみで小道具を吊るしてくれたり、ペープサート(紙に棒をつけたもの)を缶にまとめて収納してくれたり。


そしてきょうこも大活躍。人形と小道具のリストを表にまとめてくれたのです。それを舞台裏に3か所に貼ってくれて、しかもそのリストは写真入りになってるから、一瞬で次に何を持てばいいのかわかるんです。演者はその表を見ながら自分の人形と小道具を出しました。


2人のおかげで舞台裏がすっごい動きやすくなりました。

飲食店の内部で、黒い布に青いポンポンや小道具が掛けられている様子。手前には作業をしている人がいて、背景には他の客とスタッフがいる。



ラストシーンでは、なまずじいじとなまずばあばにキャスト紹介を頼みました。ももこさんときょうこの息が合ってて、とってもいい「なまず夫婦」でよかったです。

りえさん&しゅん君親子


しゅん君は、最近お気に入りのキャラクター『城とドラゴン』の『剣士』を作ります。発泡スチロールの棒刺し人形です。小道具の剣にも操作棒をつけます。銀色の部分はアルミホイルを使うことにしました。


というわけで、ママのりえさんと相談し、アロバーランドのブリキの剣士『けんちゃん』というキャラクターになりました。

キャラクターの戦士が盾と剣を持って立っているイラスト。ブロンドの頭に銀色の兜をかぶり、口には足ひれがある。



アロバーランドに向かう途中、舟が嵐に遭遇し、海に落ちて砂に逆さまに刺さってしまったという設定。水玉ベイビーが砂に刺さっている剣士を発見し、会場にいるパペ友(パペット友達)を呼び寄せ、みんなで剣士を引っこ抜きます。


剣士の声優はりえさんが担当。こちらの動画のシャボの喋り方を参考にして喋ってくれました。



剣士の工作キットはこちら。

黒い泡素材で作られた人型のモデルと、隣に置かれた黄色いカッター



発泡スチロールの土台に手足や操作棒、帽子のふちなどを、グルーガンでつけていきます。

カラフルな素材で作られた人形を持つ手。人形は黒い胴体と白い手足を持ち、上部には帽子のようなものが載せられている。



こんな感じにできました!しかし小道具の剣と盾は、操作する人の手が足りずに劇中には使うことができませんでした。(しゅん君ごめんね)

アルミホイルで覆ったキャラクターと剣、キャンディーの模型が並んでいる画像。



しゅん君がラスボスを登場させたいと言いました。「ラスボスはピクミンに出てくる、大きなヘビガラスみたいなのがいいと思う。名前はウミドリーがいい」と言いました。というわけで、ウミドリーは私が演じました。ピンクのフラミンゴの衣装です。


ウミドリーの「クエ~ッ」ていう鳴き声はしゅん君にやってもらいました。

人形劇のパフォーマンス中のキャラクターたちが並ぶシーン。ユニークなコスチュームを着た人々が、さまざまな道具で演出しています。



それから今回の物語は、剣士にセリフをたくさん書いてしまいました。だからりえさんの録音は2日かかってしまいました。す、すいません。出演時間も長いので、人形操作をする時に肩を休めるコツなども教えてあげました。


劇中では、水玉ベイビーがどんどん成長していくのですが、剣士はそれをずっと見守っているのです。いっしょに冒険をしていろんなことを乗り越えていく剣士と水玉ベイビーに、心がジーンとしました。りえさん、一生懸命演じてくれてありがとうございました。

人形劇のステージ上で、帽子をかぶったコーン型のキャラクターが、青いリボンをつけたキャラクターと共にポーズを取っている。背景にはカラフルな模様が描かれている。



そしてりえさんが作ってくれた、この水玉祭のチラシにはめちゃめちゃ感動しました!物語の世界がここにギュッと表現されています。このデザイン大好きです!ほんとにありがとうございました!

2026年3月20日に開催されるみずたま祭のポスター。水をテーマにしたカーニバルの案内。色とりどりのキャラクターと手作りのアートが描かれている。


みきちゃん

みきちゃんは「のんびり屋の自分とは違う、逆のキャラクターを作りたい」ということで、本人とは全く違うキャラクターを作ることにしました。キャラクターのイメージはドラマ『岸部露伴(きしべろはん)』の高橋一生さん。かっこいい感じで「自分のルーティンは超大事」と思っていて、水玉ベイビーに必殺技「ヘブンズドア」をして、そこに未来を書きこむという設定。


キャラクターは微生物にしたいとのことで、ミジンコに決定。その日、みきちゃんが履いていた靴下にたまたま「ミジンコ」が描いてあったので、それを参考にミジンコの絵を描いてもらいました。

A close-up image of a green sock with various whimsical patterns including creatures and shapes, resting on a wooden floor.



キャラクター名は『岸辺ミジンコ伴』。ダークサイドなイメージのミジンコで、頭には緑のギザギザヘアバンドをしており、イラスト右上のシャラシャラ部分は割り箸とスズランテープで作ることにしました。「人形を光らせたい」とのことなので、おなかに光も仕込みます。

カラフルな水玉模様の魚のキャラクターが描かれた紙。魚は大きな口と目を持ち、緑色の髪飾りとカラフルな模様が特徴。右側には装飾のある尾びれが描かれている。



工作キットはこちら。

工作台の上に置かれた様々な道具と材料。ペン、テープ、スポンジ、色付きの粘土などが整理された容器に収められている。



トレーシングペーパーにノリでセロファンを貼っていきます。

アート制作を行っている人物の手元。半透明の素材に色とりどりの模様を描いており、下には新聞が敷かれている。



完成しました~。どうですかこのかわいさ。ダークサイドヒーローです。

カラフルな模様の入った手作りのスティックバルーンを持つ手元の写真



岸辺ミジンコ伴にヘブンズドアをかけられた白竜は、顔が本になってしまいます。こちらは白竜の顔につける小道具の本。みきちゃんがこだわって作ってくれました。

折り畳まれた新聞紙で作られた円形のオブジェ



白竜の顔の本を読む岸辺ミジンコ伴。このシーンは、元ネタを知ってる人にはとっても笑ってもらえました。

カラフルな円が描かれたピエロのマスクと白い衣装を着た人形のパフォーマンス。



みきちゃんには、水玉ベイビー達がクジラに飲み込まれるシーンの黒い布の係もやってもらいました。このシーンは私のこだわりの演出です。謎の黒い布が上下しながら人形を飲み込むのです。タイミングバッチリでした。

人形劇でパペットを使っている子供と黒い幕を持っている様子



岸辺ミジンコ伴のお腹に豆電球を入れて光らせているみきちゃん。

子どもが色とりどりの飾りを持っており、背景には黒い布とカラフルなステンドグラスの窓がある、アートの展示風景。



終演後に外で光る岸辺ミジンコ伴。この写真好き♡

暗い中で光っている装飾的なオブジェが樹木の近くに置かれている。


はっちゃん&りのちゃん親子

はっちゃんパパとりのちゃんとは、zoomでやりとりしました。まずははっちゃんがキャラクターを考えました。


「今日やる」ってめっちゃ大事なんだってことを、水玉ベイビーに伝えたい。例えば今日1時間やったとして、今日と明日だとそんなに変わらない。でも、今日と7日後だと、7日間の積み重ねがあるので7時間やったことになる。「今日疲れたから明日やればいっか」という人は多い。でも俺は「人生が終わるかもしれない」って思って今ここにいるから、今日やるってことはめちゃめちゃ大事だと思っている。毎日1時間を365日続けたら、365時間になる。それだけやってる人には簡単には追いつけない。毎日ちょっとずつ進めるって大事なんだ。


このはっちゃんが言ったことを、そのままセリフにしました。


そしてキャラクターは、アンモナイトがいいなあとのこと。アンモナイトは古代からとっても長く生きているので、水玉ベイビーに『生』についてアドバイスするのはマッチしている気がする。はっちゃんが、ポケモンの『オムナイト』と『バットマン』が好きとのことで、合体して『オムナイトマン』になりました。


毎日、本を読んでるオムナイトマン。でも本を読んでいるように見えて、実はそれはデスノートで、名前を書きこんでいるという設定。オムナイトマンのデザイン画はりのちゃんが描いてくれました。

かわいい巻貝のキャラクターのスケッチ。左側には笑顔のバージョン(NO.1)、右側には不満そうなバージョン(NO.2)が描かれている。



人形は発泡スチロールを使って作ります。

青い発泡スチロールブロックと白い発泡スチロールの石が並んでいる画像
白い皿の上に置かれた、青みがかった球体とその下にある白い部分。球体には切り込みが入っており、下に突き出た白い部分は歯のような形をしている。



りのちゃん、イラストどおりに描けてて上手。

青い絵の具で飾られた石に黒いペンで模様を描いている手元の写真



かわいいオムナイトマンができました~。このオムナイトマンの声優は、流星くんというイケメンボイス声優が担当してくれました。流星くんが録音の際に「顔がかわいいのにセリフが重たいし、なんでデスノート持ってるのか意味わからなくて、面白かったです」って笑ってました。

青い色の体に、渦巻き模様の灰色の殻を持つ可愛いキャラクターの彫刻。大きな目と頬にピンクのほっぺたが特徴。


はんぶん堂マスター

ホクレア姫の設定が先に決まったので、マスターはホクレア姫のお供をする白竜(パクリュウ)を作ることになりました。白いふわふわの布の中に、長い発泡スチロールにハサミで切り込みを入れたものが入っているので、竜の体がクネクネと動きます。

白いフェルト製の動物を作るための素材と道具が並んでいる作業テーブルの写真



空飛ぶ白竜。割りばしで操作します。

空を背景に持たれている白いおもちゃの生き物。



サングラスかけてるところ。

周りに小物があるテーブルの上に置かれた、白いぬいぐるみにサングラスが乗っている様子。



メガネになりました。

白いフェルト製の小物に眼鏡をかけたカラフルなキャラクターがテーブルの上にあり、周囲にはハサミやその他の工作道具が散らばっている。



今回、大発見だったのが、白竜役のマスターの自然な声優演技です。セリフの言い方が普段のマスターそのものでした。


カニ役を演じてくれた低音ボイス声優のけいちゃんも「白竜役の方の自然な演技が勉強になりました」と言ってました。


白竜って、雷に打たれて海に落ちて記憶をなくしたり、自分のことをウツボだと思い込んで店を始めたり、ウォータードットを乗せて飛んできて姫を助けたり、実はすごい激動の設定なんです。そんな白竜にほのぼのと命を吹き込んでくれたマスターに、器の大きさを感じました。

人形劇のシーン。色とりどりの人形たちが大きな船の周りに集まり、楽しい演出をしている。背景には星の装飾がある。



ロイロイ

初回はzoomにてシーン作りを考えました。
作りたいキャラクターはこちらの亀。

青と白の色調で描かれた円形の模様が重なるアート作品。各円には自然や心を表すデザインが含まれ、周囲には小さな円が並んでいる。



ホクレア姫のお供をする亀で、アロバーランドを目指す道先案内亀。名前は『□×□×』と書いて『ロメロメ』。とにかく「姫様~」って言いたいから、そのセリフを入れてほしいとのことでした。


縄文土器みたいな模様の甲羅を持ち、甲羅で占いをしたり、羅針盤みたいな役目もできたりする。でも、時々背中が痒かったりすると道間違えちゃったりする可愛さもある。人形は発泡スチロールで棒刺し人形にします。


工作キットはこちら。まずはグルーガンで組み立てます。

発泡スチロールの球体と接着ガンが置かれた作業台の上の画像。



青と白の絵具で、模様を描いていきます。ステキなデザイン!

青いスタイロフォームのオクトパスのアートプロジェクト。白いスワール模様が描かれた頭部と青い足が見える。背景には新聞が広がっている。



完成しました~

青と白の模様が描かれたオブジェで、笑っている顔を持つ丸い部分があり、羽のような形状の装飾が施されている。



甲羅の模様がとってもステキ!

青と白のデザインで装飾されたカメの模型



ロイロイの声はジブリに出てきそうな声で、とってもかわいかったです。「姫様~」って思う存分に言ってもらいました。


そして、ロイロイが居たから生まれた新企画。


私は、年明けからチャットGPTの生成AIで画像作成するのにハマりまして、毎日いろんな画像を作って遊んでました。ある日私はロイロイに「見て見て!ロメロメクッキーの画像を作ってみたの~」と、遊びで作ったクッキー画像を見せたら、ロイロイが「私これ作れるかも!」と言って、本当に作ってくれました。そのクッキーがこちら。すごいでしょ!

クッキーの型で作ったカメの形をした焼き菓子が並んでいる画像。



ロイロイもチャットGPTにハマり、こんなチラシまで作ってくれました。

ロメロメクッキーのメニュー画像、グルテンフリー・ヴィーガン仕様。色とりどりの丸いお菓子と、笑っているカメの形のクッキーが描かれている。



このクッキーを水玉祭で販売しました。金額は320円(みずたま)

青と白の模様が描かれたカメの置物の隣に、カメの形をしたクッキーが入った袋が置かれている。



ロメロメクッキーシールはきょうこが作ってくれました。パッケージデザインはゆうなも手伝ってくれて、4人でチャットGPTを使いまくりました。で、最終的にロイロイがこんな風に仕上げてくれたのです。味もめっちゃ美味しかったです!ロメロメクッキーは水玉祭で完売。これはいい企画でした。ロイロイありがとー!

カラフルなクッキーとお菓子が入ったパッケージがバスケットに並んでいる様子。



それからもう1つ。


私たち今回、5人で水の妖精役をやりました。この水の妖精の衣装をネット注文していたのですが、前日になっても届かず、船橋の営業所で荷物が止まっている状態でした。そしたらロイロイが車で取りに行ってくれました。おかげで、無事に5人で水の妖精ができました。ロイロイほんとありがとう。

青いポンポンを持っている6人の女性が、舞台の上で楽しそうにハイタッチしている写真。


みゆきちゃん


今回のこの物語は、みゆきちゃんが「人形劇で船に乗りたい」と言ったから、まずはそこから考えました。土台となる「およげみずたまベイビー」のお話は、オタマジャクシの間は海中にいる設定なので、舟を出すならカエルになって海の上に出るラストシーンしかないよなあと考えました。


みゆきちゃんはフラダンサー。みゆきちゃんの乗りたい舟と言ったら「ホクレア号」。ホクレアはハワイ語で「喜びの星」という意味。星を頼りにハワイからタヒチを航海した伝説のカヌーの名前を「ホクレア号」といいまして、みゆきちゃんはホクレア号をこよなく愛しています。


この写真はみゆきちゃんが持ってるホクレア号。みゆきちゃんのフラダンスのイベントの時にステージやロビーに置いてあります。

色とりどりの風船と飾りの背景の前に置かれた手作りの船の装飾と、青い扇形の飾り、波を模した装飾が並んでいる



その写真をもとに、ダンボールでホクレア号を作りました。



人形劇にはみゆきちゃんの持っているハンドパペット「ホクレアちゃん」を船に乗せて登場させることにしました。ホクレアちゃんは私が作った、みゆきちゃんそっくり人形です。

A colorful puppet with a red floral headdress and a white shirt featuring event details, designed for a puppet theater workshop.



みゆきちゃんがこのイラストを私に見せてくれました。瀬織津姫(せおりつひめ)と言うそうで、白い竜が巻き付いています。というわけで、ホクレアちゃんにこの絵の衣装を着せることにしました。役名は『ホクレア姫』です。

色とりどりの背景の前に、龍を抱える女性のイラスト。彼女は伝統的な衣装を着ており、頭には装飾が施されています。



衣装はこんな感じに作りました。布の模様はアクリル絵の具で手描きです。

赤とピンクの装飾的な衣装を着た人形がテーブルの上に置かれている



ホクレア姫とマスターの作った白竜。イラストを再現してみました。しかしホクレア姫と白竜ができあがったものの、この時点では台本は全く書けていません。

白いぬいぐるみの動物と伝統的な衣装を着た人形が並ぶテーブル。背景には手作りの材料や道具が見える。



ホクレア姫の登場シーンはラストシーン。カエルがクジラの頭から潮とともに噴き出すと、夜空に満月とお星さまが輝いてたらいいかなあと思ってまわりの人に相談してみました。


そしたらロイロイが「私クリスマス用の電球持ってるよ」と言ってくれたので、舞台の背景に吊るすことにしました。で、ももこさんがダンボールに絵の具で満月を描いてくれました。

雪の結晶デザインのLEDライトが絡まっている画像



その次に決めた設定。


亀のロメロメは「姫様~」と言いたいっていう要望、剣士はホクレア城の剣士がいいなっていう要望、白竜が姫に巻き付いてるイラスト。これを掛け合わせて、ホクレア姫とこの3人は、ドラクエのパーティー的な設定にしちゃおうと考えました。


で、しゅん君がラスボスウミドリーを出してほしいと言ってたので、ラスボスを倒してエンディングにしようと思いました。ラストシーンは玉寄せの法則を使います。玉寄せの法則とは、玉を1か所に集めること。つまり全キャラクターを集めると、物語が終わるっていう、エンディングにありがちな法則です。


ホクレアパーティーの4人が目指す場所は、みゆきちゃんがワンダーランドを作りたいって言ってたから、〇〇ランドにしようと思いました。だからアロバーランドっていう名前にしました。


この設定ができたら、ラストシーンに向かって物語を走らせるだけなので、ノリノリで台本書いちゃいました。お話を考えるのが楽しすぎて、思わず長編書いてしまいました。



台本の中に、ホクレア号が嵐に会って、ホクレア姫が船のマストにしがみつきながら雄叫びをあげるシーンがあります。


そのシーンをももこさんが生成AIで画像を作ってくれました↓

風暴の海を航海する木製の船と人形キャラクターたちの冒険シーン。



ももこさんがこの画像を作った数日後に、ホクレア姫役のみゆきちゃんが、フラダンスチームメンバーと一緒にハワイに行きました。そこで嵐に会い、フラダンスのハワイイベントは開催されるのか?!という緊急事態な出来事がありました。だからこの台本とこの画像は、未来を予言したと言われました。


みゆきちゃんから嵐のハワイの映像がグループラインに送られてきた時は、心配しました。リアルホクレア姫でした。この人はなんてドラマチックな生き方をしてるんだろうと思いました。


この物語の主役は水玉ベイビーなんだけど、もう1人の主役はホクレア姫なんです。みゆきちゃんの生き方に魅力があるから、この物語が書けたなって思います。嵐の中でホクレア号に乗ったホクレア姫が「おのれ、落ちるものか!必ずアロバーランドにたどりついてやる!」っていうセリフがあるんですけど、それを現実世界でもやってるみゆきちゃんがすごいです。


その「必ずアロバーランドまでたどりついてやる!」っていうセリフには「必ず水玉祭を成功させてやる!」っていう、私の気持ちも込めてあります。


ホクレア姫は、本番前日まで不在だったので、練習はきょうこが代役を務めていました。

色とりどりの旗のある段ボールの船の上で人形劇が展開されている。赤い服を着た人形と、帽子を被った馬の人形が登場している。



そうそう、アロバーランドとは。


私は、人形劇団ロバ次郎の代表です。そしてホクレア姫役のみゆきちゃんは、フラダンス教室フェティアの代表です。


2025年12月、人形劇団ロバ次郎は創立4周年、フラダンス教室フェティアは創立5周年を迎えました。その記念に、人形劇とフラダンスを掛け合わせたコラボ公演を行いました。そのときに生まれた挨拶が「アロバ〜」。「アロハ」と「ロバ」を掛け合わせて生まれた言葉です。


私たちは、このコラボ公演をまたやりたいと思っています。人形劇とフラダンスが出会い、新しい物語や表現が生まれていく場所。私たちがこれから作り出そうとしているその世界を「アロバーランド」と呼ぶことに決めました。

ビーチでフラダンスをする動物たちのイラスト、背景には虹と観覧車が描かれている。



他にも追加したシーン

カッパとムジナのベカぶねやと水玉ツアー


2025年12月のある日。私はディズニーランドに行きました。そこでベイマックスのハッピーライドに乗りました。乗り物に乗ると歌が流れます。すると、歌に合わせてキャストさんが踊り出すんです。乗り物を待ってる間、踊ってるキャストさんが面白くてずっと見てました。


その光景を見ながら、私は去年の水玉祭でやった、水玉ツアーというアトラクションのことを考えていました。水玉ツアーっていうのは、高校の文化祭の教室でやっちゃうような手作りアトラクションです。はんぶん堂の2階に「ウォータードットの水玉当てゲーム」と、「願掛け蛙の清水引き」と、「水玉神社で水玉占い」という、3つの場所を作って、それをお客様に回って体験してもらうというアトラクションを作ったんです。


あの水玉ツアーをハッピーライドみたいにできないかなあ・・・って考えてました。


しばらくすると、また歌が流れてキャストさんが踊り始めました。お客様の中にも、歌が流れると勝手に体が踊り出す人がいました。


踊るといえば、手遊び歌です。


私は2025年に『カッパとムジナのベカぶねや』という作品を作りました。これには手遊び歌が挿入されていて、この手遊び歌はなかなかよくできていたんです。



そうか。乗り物をベカ舟にしたら、境川(浦安市に流れてる)でこのアトラクションができるかもって想像しました。踊りながらベカ舟に乗って境川を下ったら楽しそうだなあ。しかし、境川でやるなら、雨の日や風の日はできないなあ。晴れた日限定のアトラクションになっちゃうなあ。


そこで思い出したのが、ジーニーのマジックランプシアターと、ミッキーのフィルハ―マジック。そうか!お客様が椅子に座ったまま、まるで舟にのっているかのように境川を下ればいいんだって思いつきました。


で、このアイデアをつなげてみたのが『カッパとムジナのベカぶねやの水玉ツアー』です。客席をベカ舟に見立てて、お客様たちがベカ舟で水玉ツアーをするという、参加型アトラクション。人形劇の冒頭にこの水玉ツアーを入れました。

カッパとムジナの人形劇の舞台。カラフルな背景の前に、カッパとムジナのキャラクターが立っている。



そして舟つながりで、途中から時空をゆがませて、川から海になり、ホクレア号が出てくるという展開にしました。

お客様参加型にこだわる


私はお客様参加型の人形劇に、めちゃめちゃこだわって作っています。だから、参加ポイントをいっぱい作りました。


①まずは水玉ツアー。『カッパとムジナのベカぶねや』の手遊びをする。


②弓矢を使って水玉当てに挑戦。


③願掛け蛙で願い事をする。


④およげみずたまベイビーをいっしょに踊る。


⑤お客様の持参したパペットが劇に出演する。


⑥人形が客席に飛んでいくので、それをキャッチしてもらう。


⑦クラゲが客席に遊びにいくのでビリビリしてもらう。


で、きょうこに、缶バッチをいっぱい作ってもらって、参加してくれたお客様にプレゼントしました。

宇宙をテーマにしたデザインのコースターが6つ並んでいる。各コースターは異なるキャラクターや風景を描いている。


カニのシーンは私の葛藤


この物語のカニって、私にとってすごく重要な存在です。カニが私の気持ちを代弁しています。


元ネタの方の、動画絵本『およげみずたまベイビー』でも、カニは重要な役なんです。たまにね、カニのシーンを見て、私よりも上手に私の気持ちを言語化してくれる方がいるんです。ありがたいなって思います。


水玉ベイビーの「なんか変」っていうセリフも、私の葛藤を表わしています。

赤いカニのぬいぐるみと黄色いフグのぬいぐるみが舞台に立っている。バックにはカラフルな幕があり、楽しげな雰囲気を醸し出している。



私は言葉で表現できないものを、作品で表現しているんです。子供たちにもね、私のように、言語化できなくて苦しい子がいたら、こういう表現方法があるんだよって教えてあげたいです。

けいちゃんと流星くん


けいちゃんと流星くんは、水玉ベイビー役のゆうなと同級生で、声優の卵です。遠くに住んでるので、zoomでやり取りしました。


低音ボイスのけいちゃんはカニの役。私がこの物語で1番伝えたいことを喋るカニです。けいちゃんが演じるカニは、まるで天空の城ラピュタのムスカ大佐みたいでした。みんなで「およげみずたまベイビー」を歌うシーンでは、ラップにも挑戦してもらいました。


そしてイケボ声優流星くんは、オムナイトマン役。進撃の巨人のリヴァイみたいでかっこよかったです。そして、ラストシーンで成長したなまごっちの声もやってもらいました。アイドル系でやってほしいとオーダーしたら、見事にアイドル系の声が送られてきたので、100点満点をあげました。


声優ってすばらしいなって思います。声優がいい声を当ててくれると、人形が生きるんです。この2人の声を眠らせておくのはもったいないので、もっともっと生かしたいなって思います。

みんなで歌って踊りたい


私の作った歌、水玉祭のテーマソングでもある『およげみずたまベイビー』を、みんなで歌って踊るという願いが叶いました。ほんとうにありがとうございます!


さらにきょうこが、オタマジャクシとカエルのかぶりものまで用意してくれて、私かぶって踊りました。きょうこありがとう!


私は、これからもこの歌を歌って踊っていこうと思いますので、ぜひまたいっしょに歌って踊ってください!

およげみずたまベイビー(歌詞)

作詞作曲:ロバ次郎

およげみずたまベイビー
(You can do it!)
踊れ Life is a Carnival
(イェーイ)


目覚めて驚き 
ここがどこか これが何か
見るものすべてが新しい 
手も足も出ない


殻を破ったら 
この世の冒険がスタート
魂のように泳げるなら 
なんでもできる


およげみずたまベイビー
(You can do it!)
踊れ Life is a Carnival
(イェーイ)


ゆらゆら揺れるワカメも 
追い越せ追い越すカツオも
出会いで世界が広がる


道なんて見えない 
ぼくのハートが道しるべ
出会いと別れを繰り返し 
生きてゆくよ


不安になったら 
大丈夫って言葉にして
泣いてもいいから立ち上がれ 
ほら足が生えてる


およげみずたまベイビー
(You can do it!)
踊れ Life is a Carnival
(イェーイ)


開けてびっくり真珠貝 
握手は痛いクラゲ姉さん
次は失敗するもんか


海は広いな大きいな 
ここはどでかい水たまり
カニとケンカも必要だ 
泣きながらでもダブルピース


頭をひねって考える 
誰でもたまには間違える
バグッたままで振り返る 
またまた勇気がよみがえる


空へ みずたまベイビー
(You can do it!)
踊れ Life is a Carnival
(イェーイ)


飛べ どこまでも
(You can do it!)
行け おひさまの世界へ
(イェーイ)


飛べ(ジャンプ) 
飛べ(ジャンプ)
ゆけ(ジャンプ) 
飛べ(ジャンプ)


オレ(クジラのいななき)



水玉ベイビーが生まれたきっかけ


今からちょうど10年前。長女が反抗期になり、口をきかなくなりました。反抗的だった長女は、ある日、「ママと絵本を作りたい」と書いた紙を見せてくれました。私はそのつらい状況から抜け出したくて、長女と一緒に絵本作りを始めました。


そこから作り続け、2022年8月、「オタマジャクシ海へゆく」という物語が完成しました。その時はまだ絵本にはできていなかったけど、人形劇として形にすることができました。そしてねっこ保育園で上演させていただきました。



その2年後。


2024年3月、私の父が亡くなりました。火葬場の近くの池で、たくさんのオタマジャクシの卵と、1匹の大きなカエルを見ました。そのとき、家族たちと言いました。


「父ちゃんがカエルになっちゃった」


カエルは、のそのそと山を登っていきました。あのカエルは、どこへ行きたかったのだろう。父ちゃんだったらきっと、大好きな母(陽子)に会いにっ戻ってくるかなと思いました。カエルの王子様みたいに。


その年の8月8日。突然、メロディーと歌詞が降ってきました。「およげ~水玉ベイビ~♪」


死んだ父の魂が輪廻転生して、水玉ベイビーになり、本能のまま母に会いに行く――そんな歌です。


それをきっかけに、人形劇「オタマジャクシうみへゆく」のタイトルを「およげみずたまベイビー」に変えました。


そして2025年。ついに絵本が完成しました。気がつくと、絵本作りを始めた日から10年経ってて、長女が20才になっていました。


水玉ベイビーとは、私の父の生まれ変わりであり、長女との約束を果たした物語です。


私たちは、出会いと別れを繰り返しながら生きています。私も水玉ベイビーです。今、人生の海を泳いでいます。



最後に


きょうこの一言から始まって、軽い気持ちでワークショップ企画を行ったら、とんでもない名作ができてしまいました。みなさま、私につき合ってくださりほんとにありがとうございました。


きょうこもすっごいがんばってくれて、水玉祭後、熱出して寝込んでました。きょうこがいなければ、この企画はできませんでした。


そして水玉ベイビー役のゆうなは、気がついたら、なんだかしっかりしてて驚きました。あの長い台本を全部覚えてるみたいで、人の小道具まで把握してました。


そしてはんぶん堂のマスター、2階でたくさん稽古させてくれたり、遅い時間までつき合ってくれたり、ほんとにありがとうございました。


人形劇についての話はこのくらいにして、次は水玉祭について語りたいので、こちらのブログもよかったら読んでね。


つづく

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