【PTA体験談④】仕事やってますアピールって必要?

あなたは今、PTAの仕事をやっていますか?やっていたとしたら、仕事やってますアピールってしたくならないですか?私はすごいしたくなります。

私は今、PTAの仕事はしてませんが、去年、次女の吹奏楽部の会計という役員をやっていました。だから吹奏楽部のお母さん方に、仕事やってますアピールをめちゃめちゃしたかったです。(しなかったけど)。ねぎらいの言葉と、感謝の言葉を私は欲しています。私ってうざいヤツです。


PTAの仕事に限らず、いろんな場面で、やってますアピールをする人を見かけます。例えば、


あなたのこと気にかけてますアピール

私、あなたのことをすごく気にかけてるの。って、ほんの10分くらいあなたについて語ってくれただけで、自己満足してる人とか


私はこんなにも気がつく人なんですよアピール


あんなことにも、こんなことにも気がついて、私って細やかなところに目がいってすごい気がつく人でしょ?みたいに、気にし過ぎで逆に迷惑です、みたいな人とか、


私がいないとダメねアピール


ほら言ったでしょ。私がいないとこうなるのよ。やっぱり私がいないとダメね、みたいに、自分がそこに必要とされていると思い込んでる人とか、


大変ですアピール


とにかく大変。だから大変なのよもう。「え?たかがそんなことが?」みたいなことでも大変という人とか、


具合が悪いですアピール


うーん、いたわればいいのかな?「大丈夫?」としか声のかけようがない人。できれば家帰って寝ててくんねーかなあ、みたいな人とか、


病気ですアピール


わたし病気だから優しくしてね、いたわってね、気を使ってね、みたいに特別扱いを要求してくる人とか、


不機嫌ですアピール


私は今めちゃめちゃ機嫌が悪いから、何かカンに触ること言ったら、もっと不機嫌な顔するわよ、みたいに、ただただ迷惑でしかない人とか、


私キラキラしてますアピール


私の日常ってすごいキラキラしてます。持ち物もほらキラキラ。さりげなくキラキラ、みたいな・・・アピールする人ってうざいですよね。

PTAの仕事を、主婦の仕事に置き換えてみた

うちのパパは、子育て真っ最中の10年前は、殺意が沸くほど何もしてくれませんでした。家事も育児もノータッチ。(最近は土日にご飯を作ってくれますけどね)かつてのわたしは黙々と家事と育児をやり続ける、昭和時代のママでした。

その結果、朝から晩まで会社に行ってるパパは、トイレットペーパーが補充されてることも、ゴミが捨てられてることも、子供達の世話がどれだけ大変だったのかも知らないままです。そのまま何年も経ち、気がついたら子供達が大きくなっていました。でもパパに悪気はないんです。だって仕事で忙しいから。

でもね、私は察してくれアピールをめちゃめちゃしていました。察してくれ、察してくれ、私は家事も育児も手いっぱいなんだ、言わなくてもわかってくれ!

たまにオブラートに包んだ言葉を言ってはみますが、パパにはそのオブラートしか見えません。パパは察する能力がゼロなんです。

そして学習した私は、ストレートに言葉を発するようになりました。だから私の言い方はきついです。でもしょうがないんです。オブラートの段階で察してくれればいいのに、それじゃあ届かないから、ストレートに言ってるだけなんです。

では、話を戻します。幼稚園・保育園・学校、他にも、子供会やスポーツ少年団みたいな団体も、ママ達(たまにパパ)によって運営されています。いろんなイベントが、とどこおりりなく運営されているのは、世話をしてくれるママ達のおかげなのです。でも世話するほうの仕事を経験したことがない人は、それがどんな仕事なのかもわかりません。私もよくわかってません。わからないのに、こんなブログを書いています。ごめんなさい。でも書きます。

自分がPTAの仕事をしている時に、PTAの存在すらわかっていないママがいたとしたら、どう思いますか?悪気はないんだからOKって思えますか?思えないんじゃないですか?

だからといって、こんなアピールをしていませんか?

PTAの仕事は経験してみないと、その大変さがわかりません。でもその大変さをわからせようと、こんなアピールの仕方してませんか?


察してオーラでアピール

顔から不機嫌さをあふれさせてアピール

陰で悪気のないママを非難して、別の人にアピール


こういうアピールの仕方は、とてつもない嫌な空気を作り出します。役員になると、仕切る場面も出てきますよね。すると、役員は良くも悪くもムードメーカーになります。だから役員の立ち振る舞いが雰囲気を左右します。

自分の仕事の大変さをアピールするのなら、相手にそのアピールがちゃんと伝わるような方法をとらないといけませんよね。だから伝えたいことは、さわやかに本人に伝えるのがいいと思います。

やってますアピールをしなかったらどうなるか?

吹奏楽部の会計をやっていた時、私は、仕事やってますアピールをしませんでした。でも仕事はこっそりやってました。

ある日、同級生の吹奏楽部のママに、「あなたも次はなにか役員やりなさいよ」と言われました。この言葉を私に言うってことは、私が会計をやってることを知らないってことですよね?でも、このママに悪気はないんです。

会計をやることで、せっかく仲良くなれた吹奏楽部の顧問の先生は、人事異動で学校を去ってしまいました。だからこの1年間で得たものは、一緒に会計をやってくれたママと仲良くなれたことぐらいです。うーん、なんですかねこの感覚。

しかし、PTAには必ず終わりが来る

でも、やってますアピールなんか、してもしなくても、このよくわからないPTA会員の期間には終わりがあります。子供が卒業しちゃったら終わりなのです。先生だって同じです。先生はいずれ異動しちゃうから、この先のPTAのことなんて別にどうだっていいのです。それに先生には他にやることが山ほどあります。

ということは、たとえPTAの「あー、この仕事嫌だなあ」とか「この仕事は改善した方がいいよなあ」とか、いろいろ思うことがあっても、任期が終われば関係なくなります。

これがもし、終わりのない結婚生活だったとしたら、そりゃあ改善しなきゃいけません。パパに言いづらくても、言いたいことは言った方がいいし、自分にストレスのかかる仕事なんて続けちゃいけません。パパとケンカしてでも、その問題は乗り越えるべきです。

でもPTAの問題点なんて、改善したところで、自分はいずれPTA会員を抜けるんです。だったら、余計なことは言わずに、ちょっとの間がまんして過ごしていた方が、自分のために良い気がします。次に仕事する人のことを考えて現状を改善したところで、次の人は自分に感謝はしてくれないでしょうし、うまく引き継げるかどうかもわかりません。


なので結論。
PTA活動のやってますアピールは、してもしなくても、いずれ終わる。

つづく

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