【二次創作ってなに?】オリジナル作品は財産になる



うちの長女(中3)と次女(小6)は、よく好きなキャラクターを描いています。同じような女の子キャラを何枚も何枚も描きためて、とっても楽しそうです。


しかし「好きなマンガのキャラクターを描く」というのは、実は二次創作のグレーゾーンです。マンガには、著作権があります。二次創作については、今少しずつ、娘達に説明しているところです。

二次創作物(にじそうさくぶつ)とは、原典となる創作物を利用して二次的に創作された、独自の漫画、小説、フィギュアやポスター、カードなどの派生作品を指す。
二次創作物 – Wikipedia


わたしが初めて、二次創作という行為がダメだと知ったのは、8才頃でした。


ビールを飲むおじいちゃんの隣で、わたしはマンガの月刊雑誌を読んでいました。そしたら二頭身のウルトラマンが集合してるカラー広告の絵があって、可愛かったので、白い紙をのせて写し絵を始めました。




するとおじいちゃんが、「その絵の下に書いてある字読めるか?」と聞いてきました。漢字だったので読めませんでした。
「無断複製禁止って書いてあるげん」
わたしは「どういう意味?」って聞きました。


「その絵には著作権があるからあ、写し絵したら罰金くださいって言われるがや」と言いました。そしておじいちゃんは笑いながらわたしに手を差し出し、「はい、罰金ください」って言いました。


わたしは怖くなって、写し絵をやめて逃げました。それっきり、おじいちゃんの前で絵を描くのが怖くなり、1人で絵を描くようになりました。


著作権や二次創作についての話は、当時のわたしには早過ぎました。だからこの話は、娘達が大きくなってからすればいいかなあと思っていたので、最近少しずつ話しています。が、小さいうちは、好きなものを好きなだけ描くのがいいと思ってます。


それに、真似をするというのは、「まねぶ」とも言い、学びは真似ぶことからとも言います。(これは高校時代の国語の先生が言っていました)だから、たくさん真似をしたらいいのです。どんな偉大な人も、最初はパクることから始めてたりします。


マンガの絵を描いて、お金が発生しているわけでもないので、訴えられることはありません。なので、娘達が遊びでマンガの絵を描いたり、工作するのは、おおいにやらせています。


しかし二次創作は、どれだけ時間を費やして描いても、けっきょく二次創作でしかありません。二次創作でお金を稼ぐことは違法になることがあります。著作権法ってめんどくさいなって思いますが、ここをスルーするわけにはいきません。


音楽にも音楽著作権があります。だから、好き勝手に既存の音楽は使えないし、お金が発生するイベントで日本の既存の曲を使いたい時は、あらかじめジャスラック(日本音楽著作権協会)に申請して、お金を払っておかなければいけません。


二次創作って、どこまでがグレーでどこからがアウトなのか、線引きもよくわかりません。疑問に思ったらその都度、調べたり問い合わせたりしています。とにかく二次創作はややこしいです。


だからわたしは、子供達にオリジナルキャラを作ることをすすめています。クリエイターにとってオリジナルほど強いものはありません。作品は財産になります。だからこそ著作権法で守られているのです。


下のイラストは、長女が考えたオリジナルキャラクター『スマイルテガタくん』。なかなかのゆるキャラでしょ。この『スマイルテガタくん』の著作者は長女です。著作物を創作した人を著作者といい、著作権はその著作者に与えられる権利です。



そしてこの『スマイルテガタくん』は、ただいまラインスタンプで販売中です。

 

 



そしてロバ次郎はわたしのオリジナルキャラクターです。ロバ次郎の著作権はわたしにあります。



ロバ次郎もラインスタンプで販売しております。気になる方は、ぜひ見てみてくださいね。

 

 



オリジナルは財産です。商品になります。だから子供達よ!がんばって君だけのオリジナルキャラを作るのだ(^^)







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