うちの長女(中3)と次女(小6)は、よく好きなキャラクターを描いています。同じような女の子キャラを何枚も何枚も描きためて、とっても楽しそうです。
しかし「好きなマンガのキャラクターを描く」というのは、実は二次創作のグレーゾーンです。マンガには、著作権があります。二次創作については、今少しずつ、娘達に説明しているところです。
わたしが初めて、二次創作という行為がダメだと知ったのは、8才頃でした。
ビールを飲むおじいちゃんの隣で、わたしはマンガの月刊雑誌を読んでいました。そしたら二頭身のウルトラマンが集合してるカラー広告の絵があって、可愛かったので、白い紙をのせて写し絵を始めました。

するとおじいちゃんが、「その絵の下に書いてある字読めるか?」と聞いてきました。漢字だったので読めませんでした。
「無断複製禁止って書いてあるげん」
わたしは「どういう意味?」って聞きました。
「その絵には著作権があるからあ、写し絵したら罰金くださいって言われるがや」と言いました。そしておじいちゃんは笑いながらわたしに手を差し出し、「はい、罰金ください」って言いました。
わたしは怖くなって、写し絵をやめて逃げました。それっきり、おじいちゃんの前で絵を描くのが怖くなり、1人で絵を描くようになりました。
著作権や二次創作についての話は、当時のわたしには早過ぎました。だからこの話は、娘達が大きくなってからすればいいかなあと思っていたので、最近少しずつ話しています。が、小さいうちは、好きなものを好きなだけ描くのがいいと思ってます。
それに、真似をするというのは、「まねぶ」とも言い、学びは真似ぶことからとも言います。(これは高校時代の国語の先生が言っていました)だから、たくさん真似をしたらいいのです。どんな偉大な人も、最初はパクることから始めてたりします。
マンガの絵を描いて、お金が発生しているわけでもないので、訴えられることはありません。なので、娘達が遊びでマンガの絵を描いたり、工作するのは、おおいにやらせています。
しかし二次創作は、どれだけ時間を費やして描いても、けっきょく二次創作でしかありません。二次創作でお金を稼ぐことは違法になることがあります。著作権法ってめんどくさいなって思いますが、ここをスルーするわけにはいきません。
音楽にも音楽著作権があります。だから、好き勝手に既存の音楽は使えないし、お金が発生するイベントで日本の既存の曲を使いたい時は、あらかじめジャスラック(日本音楽著作権協会)に申請して、お金を払っておかなければいけません。
二次創作って、どこまでがグレーでどこからがアウトなのか、線引きもよくわかりません。疑問に思ったらその都度、調べたり問い合わせたりしています。とにかく二次創作はややこしいです。
だからわたしは、子供達にオリジナルキャラを作ることをすすめています。クリエイターにとってオリジナルほど強いものはありません。作品は財産になります。だからこそ著作権法で守られているのです。
下のイラストは、長女が考えたオリジナルキャラクター『スマイルテガタくん』。なかなかのゆるキャラでしょ。この『スマイルテガタくん』の著作者は長女です。著作物を創作した人を著作者といい、著作権はその著作者に与えられる権利です。






そしてこの『スマイルテガタくん』は、ただいまラインスタンプで販売中です。
そしてロバ次郎はわたしのオリジナルキャラクターです。ロバ次郎の著作権はわたしにあります。







ロバ次郎もラインスタンプで販売しております。気になる方は、ぜひ見てみてくださいね。
オリジナルは財産です。商品になります。だから子供達よ!がんばって君だけのオリジナルキャラを作るのだ(^^)
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